PP・PE素材の特徴

製品の軽量化に
PP・PE素材をご検討ください。

PP・PE材は、日用品や食品容器、医療機器、家電の部品など限られた範囲で使用されています。
一方、海外では水より軽く、機械的強度も高い PP・PE素材の需要は高く、消防車両タンクや船、遊具等、国内では見られない製品にPP・PE材が使用されています。
テクトでは、そんな樹脂加工の先進国から技術を学び、設備を整えており、今まで鉄製で製造されていた消防車両用タンクをPP材で納入することを可能にしました。
製品の軽量化にPP・PE素材をご検討ください。

Features

特徴

01
LIGHTNESS

軽量

軽量イメージ
01

鉄製・ステンと比べ
大幅な軽量化が見込めます

PP(ポリプロピレン)は、樹脂の中で最も軽い素材です。鉄と比較すると約1/8の軽さです。比重が(0.9)で、1より小さいため水に浮きます。つまりは、鉄製・ステンと比べ大幅な軽量化が見込めます。
近年のテクトの実績として、消防車両用タンク(2,000ℓ)を従来の鉄製に比べ、約400kgの軽量化が見込まれました。
こんな製品だけどPP化できるかなと思ったら、まずはご相談ください。

02
TOUGH

頑丈

頑丈イメージ
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ハンマーで叩いても割れない

PP材自体は自動車のバンパーに使用されるほどに、衝撃に対して非常に強い材質で、機械強度(引っ張り強度、圧縮強度、衝撃強度)が優れています。曲げたり変形させたりできるため、繰り返しの曲げ(ヒンジ)にも強いです。
タンクの試作品を5kgのハンマーで数十回叩いて実験しました。衝撃箇所には多少の傷は付きましたが、割れたりヒビが入る等破損はしませんでした。

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CHEMICAL RESISTANCE

薬液槽にも最適

薬液槽<small class="u-supple">にも最適</small>イメージ
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吸水率が低く
耐薬品性にも優れています。

PP材は、医療用では注射器の材料として使われており、耐薬品性に優れた素材です。
耐薬品性が低い場合、プラスチックは変色や溶解、膨張や軟化することになり機械的特性と耐久性が低下してしまいます。
PE(ポリエチレン)材も、PP材と同様に耐薬品性に優れた素材です。
テクトでは、医療向けシンクなどの実績が豊富にあります。

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PROCESSABILITY

優れた加工性

<small class="u-supple">優れた</small>加工性 イメージ
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受注生産に最適

PP材は比較的やわらかい印象のあるプラスチックで、加工性に優れており、受注生産に最適です。
比較的低い温度で溶融し、複雑な形でも効果的に成形・加工することができます。また他の素材と複合化しやすく、さまざまなモノを形づくることができます。
デザイン性が求められる筐体から、大量生産や機能性重視の製品まで使用することが可能な汎用性の高い素材です。

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RUST PREVENTION

防錆

防錆イメージ

錆びるなどの腐食がない

鉄製など金属製と違い錆びるなどの腐食がないので、製品の長期運用が可能になります。
また、海岸地域・寒冷地での凍結防止剤などによる、塩害被害にも有効です。

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ECOLOGY

エコ

エコイメージ

PP・PE材はリサイクル対象素材

リサイクルが可能で再利用ができます。例え焼却した場合でも有害物質を発生させることがありません。
PP材は樹脂素材の中でも、非常に環境に優しい素材だといえます。

部材の参考比較

経年劣化 比重 耐衝撃性 耐熱性 耐薬品性 錆び 腐食 リサイクル性
PP 7.8
SS400 7.8 × ×

FIRE ENGINE

消防車車両用タンク・ボディイメージ

消防車車両用タンク・ボディ

消防車両用タンク・ボディの軽量化に「PP・PE素材」しかも耐久性・衝撃に強い。欧米では古くから樹脂製のタンクが搭載されており、アメリカではPP(ポリプロピレン)製が主流です。

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