樹脂製消防車両タンク・ボディ

Tank & Body 樹脂製消防車両ボディ・タンク

タンク・ボディの軽量化に「PP・PE素材」
しかも耐久性・衝撃に強い

PP素材の特徴は軽い・強度が優れている・耐薬品性に優れているなど多くの特徴があり、日本においては、日用品や電化製品、自動車のパーツなど様々な製品に使用されていまが、樹脂製品先進国の欧米では消防車両用タンクも、古くから樹脂製水タンクが利用されており、アメリカではPP(ポリプロピレン製)、ヨーロッパではFRPが主流というのが現状です。
PP素材はリサイクル対応素材で、環境にも優しい素材です。

LIGHTNESS

軽量

2,000ℓタンクで比較した場合、
鉄製タンクと比べ約400kgの軽量化が見込めます

PP(ポリプロピレン0は、プラスチックの中で最も軽い樹脂です。鉄と比較すると約1/8の軽さになりますので、鉄製タンクと比べると大きく軽量化ができます。熱可塑性樹脂の中では耐熱温度が高く、PPは車両のバンパー等にも利用されており、軽さと強度を備えておりますので、消防車両のタンク・ボディに最適です。
PPタンクを採用することで車両の軽量化を実現させることが可能となり、 『タンク容量の増大』 や『積載物の増大』などを図ることができます。

ステン製との比較

参考重量 ステン製 PP製 軽量化
800ℓ水槽 約400kg 約110kg 290kg
1,500ℓ水槽 約500kg 約180kg 320kg
2,000ℓ水槽 約650kg 約220kg 430kg
10,000ℓ水槽 約1,300kg
(楕円タンク)
約750kg
(角タンク)
550kg
  • 比重:PP(0.91)、ステン製(7.9)
  • 某ポンプメーカー様のタンクを、PP製タンクに置き換えた際の参考重量です。(重量に架台は含まれておりません。)

TOUGHNESS

頑丈

衝撃に強い
特別仕様のブロックコポリマーPP材を仕様

PP材自体は自動車のバンパーに使用されるほどに、衝撃に対して強い材質で、機械強度(引っ張り強度、圧縮強度、衝撃強度)が優れています。
さらにテクト使用するPP材は、海外の消防車両タンクに使用され実績のある特別仕様の「ブロックポリマーPP材」を採用していますので、通常のPP材以上に、衝撃によって板材がわれることはありません。
以下の動画は、5kgのハンマーで叩いた場合の映像です。

実証

Demonstration

5kgのハンマーで叩いても破損しない

加工性アイコン

受注生産に最適

加工性に優れているため、受注生産に最適です。ご要望に応じたタンク・ボディを製造します。

防錆アイコン

エコ

鉄製タンクとは違い錆びるなどの腐食がありません。タンクの長期運用が可能となります。

錆びないアイコン

リサイクル

リサイクルが可能で再利用ができます。例え焼却した際も有害物質を発生させません。

部材の参考比較

経年劣化 比重 耐衝撃性 耐熱性 耐薬品性 錆び 腐食 リサイクル性
PP 7.8
SS400 7.8 × ×

Design

設計

設計イメージ

社内には、設計担当が在籍

テクトでは、加工性に優れているPP・PE製品に対し、強度等を考慮した上で設計することも可能ですので、このような製品をPP素材化したいというご要望がございましたらお打ち合わせを元に設計いたしますので、ご相談ください。
もちろん、図面を持ち込んでいただき設計図通りの製品を製作するこも可能です。

Works