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プラスチックの利用がエコにつながる!?環境にやさしいプラスチックの利用事例5選!

CO2や海洋プラスチック問題などでプラスチックの環境負荷が注目されていますが、実はプラスチックのおかげで環境負荷が軽減されている分野もあります
適切に利用することでプラスチックも持続可能性のある社会へ役立てることができる事例を紹介します。

プラスチックの利用がエコにつながる事例

金属部品の置き換えによる燃費向上

金属は強度に優れるものの重いという欠点があります。車体の重量が増すと動かすのに必要なエネルギーも増すため、燃費は悪くなります
金属からエンジニアリングプラスチックのように丈夫で熱に強い素材に置き換えることで全体の重量が減り環境負荷低下につながります

エンジニアリングプラスチック ・・・ 性能が強化された高品質プラスチックのこと。一般的には耐熱性の高いものを言う。

包装材の軽量化

ペットボトル飲料の普及からもわかる通り、軽い容器にはメリットがあります。
ガラスビンや金属ケースに比べて軽いので輸送エネルギーの軽減に繋がります。

建築資材の置き換え

断熱材や浴槽など建築資材や内装としてプラスチックは利用されています。
木材や金属に比べて耐久性があり、軽量なので維持管理が簡単になります
断熱性能も高く、高気密住宅のようなエコ住宅にも多く利用されています。

農業用シート

農業用のプラスチックシートであるマルチシートには多くのメリットがあります。
・土壌温度を調整してくれるため、作物の生育を助け収穫量の増加につながる
・土壌の水分蒸発を防いでくれるので水の節約になる
・雑草や害虫の発生を防ぎ、除草剤、農薬といった薬品の使用量を減らせる

このように作物の収穫量アップや薬剤の使用を減らし環境への影響を減らす効果があります。

太陽光パネルのバックシート

再生可能エネルギーとして広く普及している太陽光パネルですが、大きな電力を扱かうほか10年以上屋外に置くので素材の絶縁性や耐久性が重要となります。
その点プラスチック製のシートなら絶縁性と耐候性を合わせ持っているので適任です。

まとめ

エコに役立つプラスチックの活用例を紹介しました。
環境負荷が問題とされがちなプラスチックですが、適切に利用すれば逆にエコに役立てることが可能です。
もちろん、使い終わったプラスチックを適切にリサイクルすることが重要なのは言うまでもありません。
しかし、このように使い方次第では大きなメリットを受けられることが分かります。

 

プラスチックリサイクルをする理由や種類について知りたい人はこちらの記事も参考にしてみてください。
参考URL:
ブラスチック加工製品のリサイクルの流れ