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プラスチック加工会社に依頼して工業製品の部品を製作

今回はプラスチック加工によって作られた製品について紹介する記事の第三回となります。
第一回では身の回りで使われているような身近な製品について、第二回では工場の設備として利用されているような大型の製品についてご紹介しました。
今回はプラスチック加工で作られているプラスチック部品についてご紹介したいと思います。

プラスチック加工業で作られているプラスチック部品とは?

今使用されている素材の代わりに、プラスチック加工を検討してみてはいかがでしょうか?
プラスチック加工ではタンクや配管といったプラスチック素材のみで製作された製品だけでなく自動車のように複雑な工業製品の部品を製作することも多いです。
プラスチック加工の強みとして「多品種少量生産」があります。小ロットでの量産に対応しているため月に数十台生産するような、それほど大量生産でない工業製品用のパーツを数種類、安定供給するような業務を請け負っているプラスチック加工業者もたくさんいます。

たとえば歯車のような動力パーツ、カバーやケースのような外観に関わる部品、ねじやボルトのようにパーツとパーツを固定するための部品など、プラスチック部品には多くの種類があり、さまざまな場所で利用されています。

プラスチック加工で作られる部品はこのようなところで活躍しています。

自動車部品

自動車には軽量化などを目的に多くのプラスチック部品が使われており、主に電装のカバーや内装として活躍しています
プラスチックには軽くて丈夫、絶縁、エンジニアプラスチックなら熱にも強いなどのメリットがあるため、プラスチック部品はいたるところに存在します。
また、プラスチックには耐久性が高いものも多いので消防車のタンクといった強度が必要となる部品の素材としても利用さ可能です。

ゲームなどの筐体

ゲーム筐体やスロットの筐体は独特のカタチをしているものも多いですが、そうしたカタチを実現するためにプラスチック加工を利用しています。
カバーや取っ手、演出用パーツなどプラスチックで作られている部品にはさまざまなものがあります。

歯車・ギア

ギアのような動力用の部品づくりにもプラスチック加工が活用可能です。
プラスチック加工では高い精度の加工が可能なため、ギアのように高精度が求められる部品でも対応できます。
製品によって変わる大きさや歯型、歯数、形状に柔軟に対応できるのがオーダーメイドの強みです。

ねじ・ボルト

ねじ切り加工によってプラスチック製のねじやねじ穴を製作できます。
金属が使えないような場所でもプラスチックのボルトでしっかりと固定すれば強度を出すことができます。

食器や工具などの持ち手

持ち手がプラスチックになっているスプーンなどの食器やペンチなどの工具がありますが、こうしたものもプラスチック加工によるものです。
持ち手をプラスチックにすることで手ざわりや使いやすさ、絶縁、断熱等いくつかのメリットが存在します。

まとめ

今回は製品内部の部品として使われるようなプラスチック加工製品の事例を紹介しました。
プラスチック加工業者であれば複雑な形状や大きなもの、小さなものであっても高精度で加工が可能です。量産にも対応しているため工業製品に使う部品を継続的に納入するといった依頼もできます。

プラスチック加工で作れるものには今回ご紹介した部品系の製品以外にも工場で使う大型の設備、小売や事務所で使える小物類などさまざまなものがあります。
そうした事例はコチラの記事でご紹介しているのでプラスチック加工で何ができるのか知りたいと思っているなら、ぜひご参考にしてみてください。
参考リンク:
プラスチック加工で作られる身近な製品をご紹介!
プラスチック加工製品は工場や施設の業務に選ばれる理由や事例